面接全勝の私がやっていた面接対策5選
転職活動で自分が入社したい企業を選んだあと、重要になってくるのが 『書類準備』と『面接対策』です。これらは少ない機会で企業に『自分はその企業にとってプラスをもたらす人間である』と伝えるための重要なアピールの場となります。ここでいかにプラスな印象を与えることができるかが転職活動を成功に導くと言っても過言ではないでしょう。今回は転職経験4回、すべて1発で面接をクリアした筆者が実際に行っていた面接対策について詳しく解説していこうと思います。これから転職する方や面接で毎回悔しい思いをしてしまう方はぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。
【面接準備編】
企業分析は徹底的に
企業分析というとどの企業に転職するか考える際に行うものでもありますが、面接を受ける企業を決めたら、その企業について『会社の理念』『求める人材』『今後どのような展望があるのか』『現在どのような事業に注力しているのか』などHPはもちろん、社長や社員のSNSなども含め、事細かにリサーチすることです。その結果を踏まえて、面接時にどのようにふるまえばその会社の人にとって好印象なのか、どういった発言をすれば興味を持ってもらえたり、採用したいと思ってもらえるのかを徹底的に考えます。そうすることで、企業が求めている人材像が見えてくるので、履歴書のアピールポイントや面接時の質疑応答の回答の準備がしやすくなります。
履歴書・職務経歴書・ポートフォリオを作成する
あなたが今まで大企業で重役をやっていて、これらの書類を沢山添削した経験があるなどといった特例の場合は別ですが、これらを準備し終えたら、転職エージェントの方に一度添削してもらうことをおすすめします。手書きで書類を準備するべきか、パソコンで準備するべきか、どちらが好印象となるのかも企業によって異なりますし、いくらあなたが企業分析をしたとはいえ、転職エージェントの方が、その企業が欲しい人材について熟知しているのは確かです。転職エージェントの方に添削していただくことで、自分では気づけずにいた長所に気づいてアドバイスをくれることもあるでしょう。また、書類を作成し終えて、安心してはいけません。「誤字脱字・レイアウトの見直し」「送付状の作成」「封筒の宛名書き」などを確認し、送り間違いやミスのないように注意しましょう。封筒に書く文字1つですらあなたの印象を左右しますし、社会人としての常識があるかどうかも判断されてしまいます。文字が曲がってしまったり、大きさがバラバラになってしまった場合は、何度でも書き直し、必ず納得のいくものを提出するようにしましょう。
面接時の質問対策
『自己紹介』『志望動機』『長所・短所』『転職の理由』『行動や考え方』『勤務条件』『逆質問』などよく聞かれる質問はもちろん、今では検索したり、転職エージェントのHP、まれに企業のHPに面接時によく聞く質問を確認することができます。まずはそれらの全てに自分だったらどう答えるのか回答を作成し、2回目にその企業の場合、どう答えたら印象がよいかなどを踏まえた上で、自分自身で修正を行います。この時、まったくの嘘の回答を作ってはいけません。理由としては面接時、とても緊張している状態で嘘の回答を思いだそうとしても上手く思い出せなかったり、話の辻褄が合わないなんてことにもなり得るからです。ただ、完全に正直に答えてしまうのも企業の理念に反する場合も出てきてしまう恐れがあるので、そのあたりは転職エージェントの担当者と相談しながら回答を作成していくのがよいでしょう。
【その他、注意点】
面接にふさわしい服装・髪型、・入室時のマナー
髪の毛の色はふさわしいか、爪は伸びていないか、スーツやジャケットはアイロンがかけられているか、靴に汚れがついていないかなど面接は会話の内容はもちろんですが、 外見の第一印象も大変重要になってきます。髪の毛が明るい、長すぎるのであれば美容院や理髪店に事前に行き、スーツなどに汚れがある場合はあらかじめクリーニングなどに出しておきましょう。面接の準備はすでにそこから始まっているのです。また、面接する部屋への入室の仕方や挨拶の仕方も面接で重要視されるポイントです。この場でマナーが守れていないということは、採用後、『仕事や取引先との重要な場でも同じように失礼な態度や行動をとってしまうのではないか』と思われてしまいます。緊張して普段通り、自分の思う通りに行動することが難しい気持ちはわかりますが、面接前に何度でも練習し、面接官に好印象を与えられるように努力しましょう。
到着時間は早すぎず、遅すぎず
『遅刻はダメだけど、早く到着する分には問題ないのでは?』そう思う方もいるかもしれませんが、相手にも都合があります。あなたが早く到着してしまった場合、面接官は少し焦ってしまうかもしれませんし、就職後、取引先にも同じような思いをさせてしまうとなると、社会人としてあまり良い行動とは言えません。到着時刻は10~15分前が理想です。万が一早く着いてしまった場合も会社の中には入らず、どこか他の場所で待つようにしましょう。
受付から好印象を
面接は面接の部屋の中だけで評価されるわけではありません。 会社の中に入った時の挨拶の仕方や歩き方などあなたの行動はチェックされていると考えておくのが良いでしょう。実際にチェックされていなかったとしても、注意するに越したことはありません。緊張していてもこわばらず、常に微笑みを忘れないようにしてください。
【最後に】
面接では事前準備と第一印象で好印象を持ってもらうことがとても大切です。面接後に『もっとこう答えればよかった』『あれについて調べておくべきだった』などといった後悔を少なくするために自分ができる最大限の準備をしたうえで面接に挑みましょう。