転職準備、何から始める?実はこの順番が最強です

『転職って何からはじめればいいか分からない』『不安や悩みはどう解決したらいいんだろう』転職活動でこんな悩みを抱えている方も多いのでないでしょうか。そこで、今回はそんなお悩みを抱えている方に向けて、『転職活動をスムーズに進めることができる最強のステップ』を紹介していこうと思います。ぜひ、この記事を参考にして転職活動の道しるべにしてくださいね。

【転職の 6 ステップ】

転職をステップに分けると、『自己分析』→『企業分析』→『書類作成』→『面接対策』→『企業比較』→『退職準備』の6つに分けることができます。ここでは、それぞれのステップについて詳しく解説していきます。

Step1.自己分析

自分の強み、弱み、適正がある仕事、自分が企業に提供できる価値、なぜ転職したいのか、今の職場でダメな理由はなんなのか、転職する先の優先事項など、『自分自身について知ること』『今回の転職での目的』をまずはハッキリさせることが重要となってきます。転職を考え始めた際は、焦ってすぐに求人をみるのではなく、まず自分についてしっかり知ることから始めるのがよいでしょう。ここを疎かにしてしまうと、合わない職業に就く可能性があがり、結果的に短期離職や転職後の後悔に繋がりやすくなってしまいます。理想の仕事、職場に出会いたいのであれば、このファーストステップを軽視しないように気を付けましょう。

Step2.企業分析

転職サイトやハローワークには多種多様な求人が存在しています。その中で気になるものを見つけたら、HPで企業の理念や社長の言葉をチェックしたり、会社のSNSをチェックしたり、口コミサイトを利用するなどして、企業について徹底的に分析しましょう。個人で情報取集をすることに限界を感じる、現職が忙しくてそんな時間がなかなか取れないといった場合には、転職エージェントの担当者に依頼するのも一つの手だと考えてよいでしょう。また、この時に3年以内の離職率や会社内部の情報についても入手することをおすすめします。

Step3.書類作成

基本的には『職務経歴書』『履歴書』の2種類を提出する場合が多いです。職務経歴書には今まで働いてきた中で具体的にどんな内容の仕事をしていたのか、どんなことができるのかについて詳細に記載します。履歴書内の自己PRや志望動機に関しては『この人を雇ったらうちの会社で活躍してくれそう、教えがいがありそう』など前向きなイメージをもたれるような内容になるように徹底的に考えましょう。昔は手書きが主流でしたが、最近はむしろパソコンを使えた方がよいといった考えの会社も存在します。どちらにすればよいかは社風を考慮するか、転職エージェントの担当者に相談するのがよいでしょう。

Step4.面接対策

書類選考のあとは、いよいよ面接です。たった数回であなたのことを最大限にアピールし、企業に『ぜひうちの会社で働いてほしい』と感じてもらう必要があります。問われる内容は様々ですが、会社のHPやSNSは徹底的に観察し、それらに対して自分の意見をしっかり持っておくこと、よく聞かれる『前職を辞めた理由』『将来のビジョン』『自分の短所とそれにどうように向き合っているのか』『逆質問』などに関しては緊張している状態でも堂々と答えることができるように何回も練習を重ね、あなたの熱意が相手にしっかりと伝わるように努めましょう。また、最近の面接では企業の仕事の内容にもよりますが、スマートカジュアルなどスーツ以外の恰好を指定される場合があります。男女ともに清潔感のある恰好が望ましいですが、そちらに関しても転職エージェントに相談したり、指定された格好について調べるなどして必ずTPOに合った格好で面接に行くように心がけてください。会社の雰囲気に合うかどうか、取引き先と合う際、TPOを守れるのかなどを把握するために、服にシワがないか、靴が汚れていないかなど、面接官は面接の会話以外のあなたの様子もチェックしていたりします。服装の指定はなしってことだし、普段来ている服をそのまま着ていこうなんてマネは絶対にやめましょう。

Step5.企業比較

ある程度気になる企業を絞ったら、できれば同じ時期に面接を受け、内定を貰える時期が同じになるように調整しましょう。そうすることで、内定を頂いた中から、一番自分の条件に合った会社を選ぶことができ、満足のいく内容で転職できる可能性が高まります。

もしも、採用条件で気になる点があったり、面接で質問しづらい内容あった場合、個人でやり取りしている場合は難しいですが、転職エージェントを活用していれば、交渉や気になる内容についての確認をお願いすることができます。

Step6.退職準備

転職が決まったからと言って、気を抜いてはいけません。意外とここからがやることが多いのです。『有給残日数の確認』『ボーナス・退職金の確認』『引継ぎマニュアルの作成』『上司への報告』『退職日を決める』『入社日の調整』『余裕を持った引きつぎ』『国民年金の切り替え』『住民税の手続き』『失業保険の申請』『健康保険の軽減申請』など転職をすると山のような手続きをする必要が出てきます。得に有給やボーナス・退職金に関しては退職を申し出る前にそれとなく人事担当に確認しておくのがよいでしょう。また、その他の税金や保険関係の手続きに関しては前職の企業から必要書類を予め貰っておかなければならないものもあります。退職してしまってからでは問い合わせしづらかったり、対応が遅くなる場合もあるので、退職日までに必ず全ての書類が揃っているかの確認をしておくのがおすすめです。

【転職を成功へ導く為に】

転職を成功させるカギは『徹底的な事前準備』。正直やることが多く、現職と同時進行でこなすとなると、ハードルを高く感じてしまう人も多いかもしれません。しかし、手順さえ理解できていれば、あとはその順番通りに事を進めていくだけです。もし自分ひとりで行う自信がない時は転職エージェントや周りにいる転職経験者のサポートを受けるとスムーズに転職活動が進むことでしょう。また、転職活動に焦りは禁物です。疲れを感じた際は無理をせず、休むことも必要になるでしょう。また前向きに向き合える気持ちになった際に、自己分析やキャリアの棚卸し、企業分析などをあらためて行い、自分に合った転職先を見つけてください。