【超重要!】ブラックな職場の見分け方

『転職したいけど、転職先がブラック企業だったらどうしよう…』転職を考える際、誰もが1度はこんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか。せっかく心機一転、新しい職場で頑張ろうと思ったのに、入社してみたらブラック企業でかえって状況が悪化してしまった…。今回はそういったケースを防ぐための『ブラック企業の見分け方』について解説していこうと思います。

ブラック企業の定義とは

実はブラック企業には明確な定義はないとされていますが、厚生労働省のHPにブラック企業の特徴が掲載されているので、それをチェックしてみましょう。

✓労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す

✓賃金不払残業やパワーハラスメントが横行している

✓企業全体のコンプライアンス意識が著しく低い

✓これらの状況かで労働者に対し過度の選別を行う

基本的にはこれらの条件に当てはまる場合、『ブラック企業』と分類されます。

ブラック企業の見分け方

転職エージェントを使って見分ける

転職エージェントは単純に転職のサポートを受けることができるだけでなく、優良企業かブラック企業かを見極めるという点からも大いに役立つと言えるでしょう。優良な転職エージェントは紹介求人に一定の審査を設けている場合があります。また、その企業の人事や実際に転職エージェント経由で就職した方などからの情報も持っているため、内部情報にも精通していると言えるでしょう。気になる企業がある場合、転職エージェントの担当者に『離職率』『平均勤務年数』『労働時間(残業も含む)』などの企業情報を積極的に開示してもらうようにしましょう。万が一、教えてもらえない場合などはその数値が悪い可能性も視野に入れた方が良いでしょう。まれに、転職エージェント側も就職率を引き上げるために、都合の良い部分の情報しか開示してくれない場合もあります。全てを転職エージェントに丸投げするのではなく、色々質問をし、それらの情報から自分で最終判断を行うのが良いでしょう。

求人掲載から見分ける

『求人掲載期間が長い』『掲載されている給料に幅がある』『相場よりも給料があきらかに高い』これらの条件に当てはまる場合、必ずではないですが、労働環境が悪く離職率が高いために随時求人を募集している、成果労働給(成果に応じて給料が支払われる給料形態のこと)で、達成が難しいノルマを強いられ、低い給料で働かされる、離職する人が多すぎて今すぐにでも人材が欲しいため、給料を高く設定しているなど様々な背景が考えられます。求人掲載だけで全て分かるわけではありませんが、ブラック企業である可能性も十分に考えられるため、転職エージェントに登録した上で同じ企業の掲載があれば問い合わせたり、転職サイトなどが運営する『企業口コミサイト』などを活用するのも1つの手段と言えるでしょう。

ブラック企業リストを見る

『全国法人リスト ブラック企業リスト』と検索すると厚生労働省、国交省が法令違反や行政処分を行った企業の情報を掲載されたHPがあります。国が認めた全国のブラックリスト企業が掲載されているため、求人への応募の前に自分が応募する企業がそちらへ掲載されていないかチェックすることをおすすめします。

就職四季報を見る

こちらは主に上場している企業限定となってしまいますが、5000社の年収、離職率、有給取得率、残業時間などがコンパクトにまとまった企業研究に役立つ本となっています。業界別の離職率の平均などを参考に比較してみたり、自分が気になっている企業と他の企業との比較をするのに利用するのもおすすめです。

面接の仕方や対応を見る

面接というとどうしてもあなた自身が評価される場と考えてしまいますが、実はあなたが企業側をチェックする場でもあります。面接官の態度に違和感を感じたり、会社の環境があまり良いとは言えなかったり(デスクやトイレが汚い、働いている人の態度が悪いなど)、労働条件などに関しての質問に対し曖昧な回答が返ってくる場合は、その企業への就職を今一度検討してみてもよいかもしれません。また、労働条件に関して質問しすぎると面接を落とされるのではないかと不安に思う方もいることでしょう。その場合は全てを面接で聞くのではなく、1番気になることを面接で聞き、あとは転職エージェントを通して企業側に質問するのが良いでしょう。

ブラック企業に転職しないために

今回説明してきた内容が当てはまる企業が全てブラック企業と言い切れるわけではありませんが、内容を頭に入れておくことで、ブラック企業を回避できる可能性が高くなるでしょう。転職活動は事前準備と、なるべく多くの情報を得ることが成功のカギとなってきます。

早く次の就職先を決めてしまいたいと焦る気持ちを抑え、自分の将来のためにも転職エージェントなどのサポートを上手く活用し、長く勤められるホワイト企業を見つけましょう。